まげブロ

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語学教材が英語ベースになってることに対して疑問を感じる。

個人的にYouTubeで言語を勉強するのが好きで、よく映画鑑賞なんかも含めてそうしてるんですけど、どの言語も解説のほとんどが英語でなされていることに疑問を抱いてる今日この頃。
現地の語学学校に行けば、当然のようにその言語でなされている語学学習が、YouTubeになるととたんに英語ベースになるんですよね。あれ、なんでなんでしょうかね。

 

YouTubeで配信されている語学教材のもともとのコンセプトは「語学学校を、世界中どこにいても手軽に味わうことができるように、インターネットで発信しよう!」というものであるはずなのではないのでしょうか?

 

 ここからは例として、アラビア語を勉強してる場合の話と思って読んでください。

 

たしかに英語が分かる人にとっては英語で解説してくれる方がわかりやすいし、その英語が話せる人が圧倒的に増えてると考えれば自然な流れととることもできます。

けど、動画という何度も繰り返し再生できる媒体であるであるからこそ、最初は難しく感じるアラビア語でも、教材として成り立ちやすい(分からなければ何度でも聞ける)と思うし、アラビア語のリスニング力なんかも含めて長い目で見れば、始めからアラビア語でなされている動画の方が学習効率がいい気がするんですよね。

 

それに英語が苦手な人にとって、英語で専門用語を連発しながらアラビア語を解説している動画はかなり見づらいと思うし。英語を知らないとその他の言語に手を出す資格は無い、と言っているようなものである気もしますし。(そりゃあんまりですよね…。)なんかもう誰も得してない気がしてきましたわ。

 

ゆっくり丁寧なアラビア語でやってくれればいいのになぁと思うわけです。

 

 

 

これは僕がいつも感じてることなんですけど、すでに知ってるアラビア語の文法事項とかについて、英語でゆっくりゆっくり懇切丁寧に解説されたら、なかなかしんどいんですよ。
1つのチャンネルを見続けるわけじゃないし、知ってることについて2度目の説明を受けることってよくあるんです。
それでも、もちろん知らないことも出てくるし、新しい発見もあるやろうということで、見るんですよね。「うんうん。それは知ってるよ」って思いながら。

 

でももし、この懇切丁寧な2度目の解説がアラビア語でなされていたら、僕ならそれを「リスニングの練習」として消化できると思います。話してる内容は復習で、用いている言語はアラビア語アラビア語を勉強してる人にとっては最高の環境ちゃいますかね?

 

 

国際共通語としての英語でなされる語学教育。より多くの人のために、ということなんやろうけど、真に全てのアラビア語学習者にとって利益になるのは、アラビア語によるアラビア語教育であると思います。

 

 

 

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最近「国際共通語としての英語」について斜に構えて考えてる記事が多いですが、決して英語が嫌いなわけじゃありませんよ!

 

国際共通語としての英語も、カナダ語としての英語も、使えてほんとうに良かったなと思います。(※使い分けれるわけじゃありませんし、今のところその必要も感じていません。)最近で言うと、スペインに来る飛行機の中で、字幕無しの英語で映画を見ててクライマックスで心にジーンときた時なんか、「ああ、この段階まで来たんやな」と思ってちょっと嬉しかったですし。

ちょうど2年前の今ごろ、初めての一人旅でカナダを横断した時、僕の言う「旅ニケーション力」みたいなのが本当に無くて、英語もままならなかったので、苦しいことも多かったし、なによりみんなの会話に付いて行けなかったのが寂しかったのをよく覚えてます。

 

今では英語もそれなりに向上してて、旅の道中でできる友達の数が圧倒的に増えました。

 

だから僕は英語はできて損は無いな、と思います